アーイーヤー!~暁伸・ミスハワイ

暁伸・ミスハワイ

戦時中の昭和19年(1944年)頃に、劇団で慰問巡業していた朝鮮で、仲間にギャラを持ち逃げされて残った2人でコンビを組みます。

暁伸のギターと歌がメインの浪曲夫婦漫才コンビなのですが、ミスハワイの甲高い「アーイーヤー!」の合いの手がトレードマーク。

暁伸と聞いてもピンと来なくても、ミスハワイと言えば「アーイーヤー」と即答する人のほうが多いでしょう。

2人は、昭和26年(1951)に砂川捨丸・中村春代一座のアメリカ巡業に同行した際にハワイアンミュージックを知り、浪曲、歌謡曲、ハワイアンの要素を取り入れて独自の『浪漫リズム』を作り出しました。
『浪漫リズム』というキャッチフレーズは、浪曲の「ろ」と漫才の「まん」からとっているという。

暁伸が喉を痛めてあまり声がでなくなった時、ミスハワイが暁伸をばげましながらハワイ語で「さあ、行くぞ」という意味の「アーイーヤー」を前面に出していったのが大当たりしたのだということです。

暁伸が、”立てばポストで座ればダルマ 寝ぐらへ帰るダンプカー”と揶揄したミスハワイ。
腰をふりながら舞台を動きまわってヘチマ型のギロをシャッカシャッカと奏で「アーイーヤー」を連発するのに、歌っている暁伸が「やかましわい!」と怒鳴るのがおもしかったですね。

データ

暁伸(あかつき しん)大正4年(1915)~平成23年(2011) 享年96
ミスハワイ 大正15年(1926)~平成10年(1998) 享年72

高座の様子【映像】~暁伸・ミスハワイ


まずは1分半ほどですが、高座の様子を映像でどうぞ。
『♪これは素敵な チョイといかす。一節聴いたら ドンピシャリ~♪』
のオープニングでないのがちょっと残念ですが、そうそう、こういうコンビだったと懐かしく思い出される方も多いのでは?

お笑い九段の母~暁伸・ミスハワイ

暁伸三題・ミスハワイ・南あき子・ミヤコ蝶々

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