『祈り』最後の瞽女~小林ハル
小林ハル
明治41年(1908)、8歳で瞽女として巡業に出て以来、昭和48年(1973)に廃業するまで実に65年間にわたり、新潟、山形、福島などを巡業して廻りました。
瞽女唄は保存会などで現在も残っていますが、実際に門付けをしてまわったのはこの小林ハルさんが最後になりました。
壮絶な人生の中、柔らかで、それでいて障子を震わす声は「自然そのものの祈り」が声になっているとしか言いようがありません。
データ
小林ハル 明治33年(1900)~ 平成17年(2005)105歳
黄綬褒章(1979年)
人間国宝(瞽女唄(記録作成等の措置を講ずべき無形文化財)の保持者)